うちの上の子(娘)は、保育園生活も残り1年となる年長(5歳児)で、保育園→保育園へ転園しました。
その娘も保育園を卒園し、今は小学生です。
振り返ってみると、わが家の場合は「あの時、転園させてよかった」と感じています。
わが家の転園理由は、【保育園の保育方針や先生に対しての懸念点があったこと】が理由です。
転勤や引っ越しなどにより絶対に転園が必要な状況下ではなかったので、転園を決断するにあたっては吐きそうなほど毎日悩みました。
当記事では、「年長で保育園を転園して実際にどうだったのか?」をメインにお話していきます。
今まさに、過去の私と同じようにめちゃくちゃ悩んでいる親御さんも少なからずいらっしゃると思います。私の体験談が何かしら参考になれば嬉しいです。
娘の保育園歴
まず転園の体験談をお話する前に、娘の保育園歴を軽くご説明させていただきます。(なぜなら少し複雑なので)
わが家には2人の子供(娘、息子)がいます。年長で転園したのは、上の子(娘)です。
実は、娘は保育園の転園を2回経験しています。
2歳:小規模認可保育園へ入園(2歳児クラスまでしかない園)
3歳:認可保育園(A園)へ転園
5歳:別の認可保育園(B園)へ転園
2歳で入園した保育園は0〜2歳児クラスまでしかない小規模園。
保育方針や先生の子供たちへの接し方などとても共感できる点が多く、私たち夫婦にとっても娘にとっても、良い園でした。5歳までこの園に通えたらどんなに良かったか…
しかし、3歳以降のクラスがないのだから仕方ありません。
3歳からは別の認可保育園へ移ることになります。これが1度目の転園です。分かりやすく、A園とします。
このA園には2年通いました。正直、私にとっては可もなく不可もなく、普通の園でした。
しかし、5歳(年長)で別の園に移ることになります。娘にとっては2度目の転園です。この2回目の転園が今回お話する体験談です。
転園した理由
転園した決定的な理由は、「娘自身が、3歳で移った保育園(A園)で過ごす時間を退屈に感じるようになったから」です。
ここに至るまでには、転園した当初から親がA園に対して抱いていた懸念点があります。
大きくは2つ。
- 先生への不信感(子供たちへの接し方に共感できない部分あり)
- 保育内容の物足りなさ
3歳で移った園(A園)は悪評のある園というわけではありません。確かに、良くも悪くも普通の園ですが。
我が家の場合、2歳で初めて通った保育園があまりに良かったため、どうしてもそちらと比較してしまうが故に出てきた不安や物足りなさでした。
ですので、初めて通い始めたのがこのA園であれば、「保育園ってこういうものなのかな」と特別不満に思うことはなかったかもしれません。
入園してから、何回か転園も考えました。しかし子供に聞いてみると「仲の良いお友達と離れるのは嫌だ」と言われました。
転勤するわけでもないのに、親だけの考えで転園させてしまうのは可哀想すぎるだろうと思い、卒園までA園に通うつもりでいました。
ですが、親が感じていた保育内容の物足りなさを、娘自身も徐々に感じるようになってきたのです。
そこで、娘とも何度も話し合い、2度目の転園をすることに至りました。
年長での転園体験談
心配ごとQ&A
年長さん(5歳児)での転園となると、親としては心配なことがたくさんありますよね。
- すでにできているお友達の輪にうまく入っていけるのか?
- 残り1年しかないけど、園に馴染めるか?
- 卒園する園での思い出が少ないけれど、寂しい思いをさせてしまわないか
この心配事に対して、「転園してみて実際にどうなったか?」あくまでうちの娘のケースですが、書いていきたいと思います。
以上、うちの娘の場合はこんな感じでした。
「子供は順応性が高いから、大丈夫。じきに慣れていく」とよく言われますが、うちの場合もまさにその通りでしたよ^^
1つ言えるのは、転園後、心配なことがあった時には、遠慮せずに担任の先生や園長先生などに相談することをオススメします。
娘は転園してすぐに楽しそうに登園していたので少し安心はしていましたが、「お友達とうまくやっていけているのか」親としては心配でした。そのため、先生と個別でお話する時間を設けてもらいました。
一人でモヤモヤ心配しているよりも、先生から普段の娘の様子を教えてもらえてとても安心しました。
転園して良かったこと
- 以前よりも、生き生きと園生活を楽しんでいる様子が見られた
- お泊まり保育や課外活動など、前の園よりもイベントが多かった
- 同じ小学校に上がるお友達がたくさんいた
親として、転園して一番良かったなと思った点は、「園生活を思いっきり楽しんでくれていたこと」です。
B園に転園する前の保育園(A園)に通っている時もそれなりには楽しんで過ごしていたと思います。
しかし、転園後の娘の姿を見ると、「本当に楽しいんだな」というのが明らかに伝わってきました。
娘の方から「お迎え時間、もっと遅くしてほしいんだけど」と言ってくるぐらい、保育園で遊ぶのが楽しかったようです。
(転園前は、こんなこと言ってくることはありませんでした)
これは、園の保育方針やカリキュラムが、娘の性格や興味のあることと合っていたことが大きかったです。
転園して困ったこと
うちの場合、娘に合うより良い環境を求めての転園なので、正直メリットの方が上回っていて、困ったことはほとんどありませんでした。
しかも、弟の通っている保育園に転園したので、親としても園のルールは分かっている状態でした。
しかし、娘が入る幼児クラスと息子が通っている低年齢クラスではカリキュラムやルールなども違うので、初めて知ることも多くありました。
困ったことを絞り出すのであれば、こんな感じでしょうか
- 短い期間での入園準備が忙しい
- 残り1年だけど、新たに買わなければいけないものがある場合もあり
- 慣らし保育は必須
うちの場合、転園が正式に決まって入園するまでの期間は、2週間ほどしかありませんでした。
その期間に、入園前の面談や書類の記入、必要なものの購入などをしなければなりません。かなり忙しかったです。
また、当然、慣らし保育はしなければいけません。
お子さんによっては慣れるまで時間がかかってしまうこともあるかもしれません。ここは親の踏ん張りどころかなと思います。
おわりに:結果的に、2度の転園は子供の経験値をあげてくれた
うちの娘は2回も転園を経験することになりました。
何度も園を移るなんて大変な思いをさせてしまっているのかなと思ったこともあります。
しかし、彼女が小学生になった今思うことは、「2回の転園は子供の経験値をあげてくれた」ということ。
転園を経験したことで、娘は確実にたくましくなりました。
小学校に入学した時も、すぐにお友達を作っていて正直驚きました。それに、男女関係なく仲良くなれるのも娘の良い点だと思います。(娘は元来シャイな性格です)
こんな風になれたのは、年長での1年間の経験がとても大きかったと思っています。
また、合計3つの保育園に通ってきたので、それぞれの園にお友達がいます。その事も「私にはお友達がたくさんいる」という自信に繋がっていたようです。
「転園」となると、ついネガティブなことを考えてしまいますが、良いこともたくさんありますよ!
今回お話したのはあくまでうちの子のケースですが、皆さんが転園を考える上で参考になることが何かあったら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。