お子さんが赤ちゃんの頃から絵本の読み聞かせをしているお母さん・お父さんは多いと思います。
読書嫌いよりかは、読書が好きな子に育ってくれたら・・・と願う親御さんも多いはず。
私もそんな1人です。厳密に言うと、「読書好きになってほしい」というよりも、「本嫌いにならずにいてほしい」と言った方が合っているかなと思います。
私には、6歳娘と2歳息子がいます。
今回は、娘が4〜5歳の時に、突然絵本に興味がなくなってしまったお話をしようと思います。
同じように「以前のように絵本を読みたがらなくなった」という悩みをお持ちの方のご参考になれば嬉しいです。
絵本との距離【0〜3歳まで】
赤ちゃんの頃から今に至るまで、わが家では寝る前の本の読み聞かせがルーティンとなっています。
娘が1歳すぎた頃からは、今日読みたい絵本を娘自身が選んで持ってきてくれることもたくさんありました。
1日3冊ほどは読み聞かせをしていたと思います。(6冊、10冊と読む日なんかもあったり)
そうは言っても、娘は読書が大好きな子というわけではありません。一番好きなのは外で走り回っていること。
寝る前の絵本の読み聞かせが毎日の習慣になっていたから、好きとか嫌いという感覚もなく、当たり前のように絵本を読んでいたのだと思います。
絵本を読みたがらなくなる【4歳〜5歳】
それなりに絵本を読んでいる娘でしたが、4〜5歳の頃に、絵本を読みたがらない子になってしまいました。
急に読まなくなってしまったわけではなく、今思えば徐々に読書への興味がなくなっていった感じです。
寝る前に「絵本読もうか」と言っても「読まなーい」、「読みたい本持っておいで〜」と言っても「今日はいいや」と言われたり。
娘自ら絵本を選んで持ってくることもほとんどなくなりました。
絵本を読まなくなった理由
結論から言うと、絵本を読まなくなったのには大きく2つの理由がありました。
- 読みたい絵本がないから
- 遊び方が変わってきた時期だったから
理由1:読みたい絵本がないから
「前までは、寝る前に絵本読んでたでしょ。最近は読まないけど、どうして?」とさらっと娘に質問してみました。
すると、娘は教えてくれました。
「おもしろい本がないから」
「あーーー」私は納得したと共に反省。
はい、そうです。振り返ってみれば、絵本を読みたくなる環境作りにまったく手をかけていない時期でした。
以前は、少しでも読書が好きになってもらえるよう
- 定期的に新しい絵本を買う
- 月に1〜2回は図書館でたくさん本を借りてくる
こんなことを細々とやっていました。
しかし、娘が4〜5歳の時期は、ちょうど下の子が生まれた頃で、正直そこまで手がまわらなくなりました。
保育園では先生に絵本を読んだり、読んでもらったりする機会はありましたが、家で新しい本に触れる機会は確実に減りました。
下の子が生まれてからも、寝る前の読み聞かせは以前と同じく続けていたのですが、きっと本のラインナップがいつも同じで飽きていたのは間違いないと思います。
理由2:遊び方が変わってきた時期だったから
3歳台のおままごとブームが去り、4歳・5歳になるとトランプやオセロといった遊びが娘の中で大流行でした。
遊びのルールがあり、頭を使って考えるようなゲームに興味を持つような年頃になりました。(もちろん、この成長自体はとても嬉しいものでした♪)
保育園に通っているので、帰宅後にようやくゆっくりできるのは主に寝る前の時間になります。
この時間が、今まで読み聞かせをしていた時間帯にあたります。
この寝る前のまったりタイムに、トランプやオセロを私や夫と一緒にやるのが、この時期の娘の楽しみの1つだったようです。
ゲーム終了後は、頭を使うせいかすっかり疲れ切って、絵本を読む気力もないといった感じでした。
ですので、おのずと本を読む時間は減っていきました。
現在の娘の様子
6歳になった娘は、読書嫌いにはなっていません。(ほっ)
いろいろと試行錯誤を経て、娘の読書への興味を取り戻すことができました。
相変わらず「絵本大好き!」というわけではありませんが、寝る前には絵本を自分で読んだり、読み聞かせたりして本に触れる時間はなんとかキープできています。
そうは言っても、突然のあやとりブームや手遊びブームなど、その時々で娘が夢中になっていることによっては、本を読む時間が減ることもあります。
それでも、「1冊読んでから寝ようかな」と自分から言ってきます。嬉しいかぎりです♪
以前の反省を踏まえ、私も【本が好きになる環境作り】には、できる範囲内ですが力を入れています。
私は小さい頃、そこまで絵本を読んでいたわけではないので、「おもしろい絵本がこんなにたくさんあるんだな〜」と自分自身もとても新鮮な気持ちで一緒に楽しんでいます。
おわりに
この一件は、【環境作り】の大切さをとても実感する出来事でした。
読書だけに限ったことだけではなく、子どもの興味や好奇心を伸ばしてあげられるよう、親としてサポートしていきたいもんです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。